おじさんの怠惰な日常

皆さんに支えられてなんとか生きています。ブログでは日常の中で思ったこと、感じたことなどを書いていけたらと思っています。あとは映画の感想や携帯電話で撮った風景写真などが多いです。更新は土日など、休みの日の更新を目標にします。宜しくお願い致します。

【読書】「星を掬う」町田そのこ著 を読みました。

「星を掬う」(ほしをすくう) 町田そのこ著

を読みました。以下大まかなあらすじと感想ですがネタバレを含みます。↓僕はAmazonで中古本を買いました。安くなっているので、もし買うなら中古がおすすめです。

 

 

 

あらすじ

主人公の千鶴は29歳だが、幼い頃に両親が離婚して以来母と離別していて、自分は母に捨てられたとずっと思っていた。また別れた元夫からDVを受けており、自分が不幸なのは母が自分の事を捨てたからだとも思っていた。

主人公の母とは、母と別れる前(22年前)の1ヶ月間、夏休みの間2人だけで過ごした思い出があり、それをラジオ番組に投稿したことがきっかけで母と再開し、また一緒に暮らすことになります。

久しぶりに一緒に暮らす中での母と娘の物語です。

 

感想

僕は今殆ど本が読めなくなっているんですが、そんな自分でもこの本はさくさく読めました。

同じ町田そのこさん作の52ヘルツのクジラたちでもありましたが、過去の出来事 (母との楽しかった思い出や、母と別れた後の辛かった思い出など) を回想する手法が効果的に使われていて、物語にアクセントが加えられていたと思います。

あと娘を手離した母の視点もあり、物語を補完してくれています。

 

主人公の千鶴が母と一緒に生活する中で母が主人公を手離した理由が明らかになったり、母との確執が少しずつ少なくなっていく様子が心温まります。

52ヘルツのクジラたちとも少し似ていると思いました。主人公がどん底の時があって、どこかに助けてくれる人がいて、少しずつ良い方向に向かっていくような感じです。

興味を持たれた方はぜひ読んでみて欲しいです。中古だと送料を含め600円ちょっとでAmazonで買えます。

町田そのこさんの本では、映画化された52ヘルツのクジラたちもぜひ読んで欲しいです。

 

今日は茨城県水戸市にあるJR赤塚駅の近くに用事があって行ったので、赤塚駅南口付近を少し散歩しました。桜ももう散ってきていますね。

 

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最後まで読んでいただき有り難うございました。